あらすじ
本作は、瀬戸口みづきの代表作である四コマ漫画「めんつゆひとり飯」(「エッセイささくれーる」で連載中)を実写ドラマ化。めんどくさがりな独身OLの面堂露(めんどう・つゆ)が“めんつゆ”を料理界のオールインワンと名付け、どんな料理にも使用し最強時短レシピ!?(ズボラ飯)を開発する物語です。
また、脇を固めるのは面堂とは正反対に几帳面であり、料理を手作りすることにこだわりを見せる十越いりこ。そのほかにも炭水化物と脂質に命を懸ける保ヶ辺勉。そんな大食い保ヶ辺に恋し、無理に大食いをする恋愛依存症な白田舞。といった個性的な同僚がたくさん登場するグルメコメディとなっております。
作品考察・見どころ
本作の真髄は、究極の効率化としての「ずぼら」を肯定し、生活を軽やかに彩る哲学にあります。主演の鞘師里保が見せる、面倒を避けつつも食への情熱を燃やす姿は、多忙な現代人に寄り添う最高の癒やし。単なる時短ドラマに留まらず、自分を甘やかすことの尊さを全肯定するメッセージが、温かな空気感を通じて真っ直ぐに響きます。
原作漫画の軽快なテンポを、実写ならではの「シズル感」で昇華させた演出も白眉です。平面では描けない音や、鞘師の多幸感あふれる表情は、映像だからこそ到達できた表現。効率主義の先にある贅沢な「手抜き」の境地を、五感に訴えかける演出で鮮やかに描き出した、現代の幸福論とも言える一作です。
シーズンとエピソード