日常が瓦解し、理不尽な絶望が蔓延する世界で、少女たちが極限の選択を迫られる姿が鮮烈に描かれています。単なるホラーに留まらず、剥き出しの生存本能と、崩壊していく社会における「人間性」の在り方を鋭く突きつける演出が見事です。静寂と喧騒のコントラストが、視聴者の心に拭い切れない不安と熱い興奮を同時に呼び起こします。
川本まゆを筆頭としたキャスト陣の体当たりな演技は、過酷な状況下での葛藤をリアルに体現しており、観る者を殺伐とした世界観へ引き込みます。絶望の果てに何を見出すのか。その問いが、瑞々しい映像表現を通して観る者の魂を激しく揺さぶる一作です。