本作の真髄は、法や倫理を超越した闇の医療チームが突きつける、生命の選別という究極の問いにあります。堤幸彦監督らしいエッジの効いたスタイリッシュな映像美と、近未来的なオペ室の造形が、単なる医療ドラマの枠を超えた異色のダークヒーロー・エンターテインメントへと作品を昇華させています。
妻夫木聡と藤原竜也という二大名優が、静と動の対比で放つ圧倒的な演技の火花はまさに圧巻です。生きる価値があるのかを冷徹に問う哲学的なメッセージは、視聴者の倫理観を激しく揺さぶり、剥き出しになった人間の本質を突きつけます。この容赦なき審判の物語から、一瞬たりとも目が離せません。