あらすじ
物語の核心となる事件と9つの事件が重なり合い、唐詩の向こうにある唐の時代の奇妙な想像力を目の当たりにする。そして謎の裏に隠された恐ろしい真実を解き明かしていく…
作品考察・見どころ
盛唐の煌びやかな光の影に潜む、おどろおどろしくも美しい怪異の世界を圧倒的な映像美で描き出した本作は、東洋ファンタジーの極致と言えます。楊志剛と楊旭文が演じる対照的な二人が、知略と武功を尽くして人間の業が生み出す真実を暴いていく過程は圧巻です。緻密な美術が、唐代という時代の熱量と退廃的な空気を余すところなく伝えています。
奇想天外な異形たちが映し出すのは、いつの時代も変わらぬ人間の醜さと悲哀であり、その普遍的なテーマが深く胸を打ちます。怪異というフィルターを通すことで、むしろ人間の本質を浮き彫りにする演出は見事の一言。美しさと恐怖が表裏一体となった唯一無二の世界観に、一度足を踏み入れれば最後、その迷宮から抜け出せなくなることでしょう。
シーズンとエピソード