あらすじ
40年以上待ちこがれた、メル・ブルックスによる傑作コメディー映画の続編がついに登場する。各エピソードでは、人類の歴史のさまざまな時代を舞台にしたバラエティー豊かな場面を展開する。
作品考察・見どころ
伝説の喜劇王メル・ブルックスが放つ、歴史という壮大なキャンバスを舞台にした至高の風刺劇です。権威やタブーを軽やかに笑い飛ばす破壊的なエネルギーは健在で、単なるパロディを超えた「笑いによる文明批評」としての深みがあります。偉人を卑近な存在へ引きずり下ろし、現代の矛盾を鋭く炙り出すその視点こそが、本作の持つ本質的な魅力です。
ワンダ・サイクスら実力派が多重構造のコントを圧倒的な熱量で演じ、観る者をシュールな混沌へと誘います。随所に散りばめられたメタ的な演出は、歴史がいかに主観的で滑稽なものであるかを問いかけます。本作は人間の業を愛し、笑いで時代を肯定しようとする、知的な情熱に満ちた挑戦状と言えるでしょう。