本作の真髄は、外見至上主義への鮮やかなカウンターパンチと、魂の成長を描くダイナミズムにあります。主演のブルック・エリオットが見せる、洗練された知性と天真爛漫な個性が共存する卓越した演技力は圧巻です。法廷劇としてのスリリングな興奮と、自己肯定という普遍的なテーマが見事に融合し、観る者の心に深い勇気と活力を与えてくれます。
さらに特筆すべきは、人生の二度目のチャンスを謳歌する圧倒的なポジティブさです。マーガレット・チョーら脇を固める布陣との軽妙な掛け合いの裏側に、本当の美しさとは何かという鋭い問いが潜んでいます。自分を愛することの尊さをこれほど情熱的に描き切った本作は、閉塞感を打ち破り、明日の自分を誇りたくなるような至高のエンターテインメントです。