ルイ・マル監督自身の自伝的作品。1944年、ナチス占領下のフランスで、12歳の少年ジュリアンは転入生ジャンと友達になる。しかし彼がユダヤ人であることが知られゲシュタポに連れ去られてしまい……。
ブロンソン・ピンチョットとマーク・リン=ベイカーの完璧なアンサンブルこそが本作の神髄です。バルキの無垢さとラリーの神経質さが激突し、そこから生まれるスラップスティックな身体表現は芸術の域に達しています。二人の阿吽の呼吸と計算されたリズム感は、観る者を一瞬で多幸感の渦へと誘う圧倒的な力を持っています。 単なる笑いを超え、異文化を認め合う寛容さと支え合う姿は、家族以上の絆を象徴しています。夢を追うひたむきさと他者への愛がもたらす心の豊かさ。本作は、現代を生きる私たちに人間本来の温かさと繋がりの尊さを情熱的に問いかける、至高のヒューマン・ドラマです。
脚本: Louis Malle
制作会社: Nouvelles Éditions de Films / MK2 Films / Stella Film / N.E.F. Filmproduktion und Vertriebs (I)