400年前に誕生したオニと呼ばれる凶悪な種族が、人類を滅ぼすために動き出す。父親をオニに殺された復讐を果たそうとする16歳の少女サヤは、オニの頂点に君臨するオニゲンとの宿命の対決になだれ込んでいく。
主人公ブレンダ・リー・ジョンソンの、甘い南部訛りと冷徹なプロフェッショナルとしての顔、その強烈なギャップこそが本作最大の魔力です。キーラ・セジウィックが体現する完璧ではない英雄の姿は、単なる刑事ドラマの枠を超え、巨大組織の中で孤立しながらも真実を追い求める人間の孤独と矜持を鮮烈に描き出しています。 尋問室という密室で繰り広げられる心理戦は、まさに言葉の格闘技。容疑者の心の隙を突き、自白へと追い込む鮮やかな手腕は、観る者の倫理観をも揺さぶる緊張感に満ちています。脇を固めるベテラン俳優陣との絶妙なアンサンブルが、正義のあり方を問い直す重厚なドラマを生み出し、最後まで視聴者を惹きつけて離しません。
脚本: Chris Chow
音楽: クリント・マンセル
制作会社: East Wing Holdings / SAJ / Beijing Happy Pictures Cultural Communications Co. / Samuel Goldwyn Films / Destination Films / Production I.G / Focus Features / Edko Films