時は2045年。事故によって宇宙ステーションに取り残されてしまった子供たち。月生まれの2人と地球からやってきた3人が、絶体絶命の危機に立ち向かってゆく。
磯光雄監督が描く未来像は、緻密な考証に基づいたリアリティと、少年少女の瑞々しい躍動感が見事に融合しています。宇宙という極限状況下で、AIが日常に溶け込んだ世界を当たり前のものとして描く解像度の高さは圧巻です。テクノロジーの進化がもたらす希望と、制御不能な予言への恐怖が、子供たちの純粋な生存本能と共鳴する瞬間に、本作の本質的な真髄が宿っています。 キャスト陣の熱演も白眉であり、大人たちの論理を超えて自らの未来を選択する姿は、観る者の魂を激しく揺さぶります。単なるSFの枠を超え、人類の次なる進化を提示する本作は、現代を生きる我々に投げかけられた鮮烈な問いそのものです。未知の地平を切り拓く彼らの物語から、片時も目が離せません。
ドラマ・アニメ化された映像作品と原作・関連本と読み比べて、オリジナルならではの違いや描かれなかった裏設定、より深い世界観を独自の視点から楽しみましょう。
監督・制作: 磯光雄
脚本: 磯光雄
音楽: 石塚玲依
制作会社: Production +h. / avex pictures / Asmik Ace / BS Fuji / Sotsu