あらすじ
長谷川町子原作「サザエさんうちあけ話」をもとに、戦前から戦後までの、庶民の生きかたの本当の明るさ、強さを、笑いと涙のうちに描く、1979年放送の連続テレビ小説。
作品考察・見どころ
この作品の真髄は、家族の絆が放つ圧倒的な陽のエネルギーにあります。主演の熊谷真実が見せる瑞々しい躍動感と、田中裕子が放つ芯の強い演技のコントラストは、今見ても鮮烈です。困難な時代を笑いと機転で謳歌する女性たちの姿は、現代を生きる私たちの心に力強いエールを送り続けてくれます。
日常の風景を慈しむような演出も秀逸です。言葉にできない家族の距離感や愛情を、俳優陣の絶妙な表情と間合いで見事に視覚化しています。不確かな未来を恐れず、今を精一杯に楽しむという普遍的なメッセージは、時代を超えて見る者の魂を揺さぶり、明日への確かな活力を与えてくれる傑作です。