“ハードSF的世界観で展開される、 今までにない異色のウルトラマンシリーズ”
「新宿大災害」から5年後、レスキュー隊員・孤門一輝は非公然防衛組織TLTへの配属を突如命じられる。そこへ向かう途中で彼は謎の怪物ペドレオンに遭遇する。諦めかけた孤門を救ったのは、赤い光の中から降臨した銀色の巨人「ウルトラマン」だった。
本作が放つ最大の魅力は、従来の特撮像を覆す徹底したリアリズムと、絶望の淵で紡がれる「絆」の物語です。未知の生命体への恐怖をホラー演出で描きつつ、傷つき倒れてもなお次代へ光を繋ぐデュナミストたちの壮絶な生き様は、観る者の魂を激しく揺さぶります。単なる勧善懲悪に留まらない重厚なドラマ性が、今もなお独自の輝きを放っています。 川久保拓司ら俳優陣の鬼気迫る演技も、本作を唯一無二の存在にしています。過酷な運命に翻弄されながらも、誰かのために光を灯し続ける人々の執念は、現代を生きる私たちに「本当の強さ」を問いかけます。光と影を強調したシネマティックな演出が、闇が深いからこそ際立つ希望の尊さを、映像美として見事に昇華させています。
脚本: 長谷川圭一
音楽: 川井憲次
制作会社: Tsuburaya Productions / CBC