おそろしい手段でディセプティコンを救おうとするメガトロン。サイバトロン星や宇宙へ飛び立ったアークで、オートボットは故郷を守るために必死に戦っていた。
本作は金属の肌に刻まれた傷跡と絶望が支配する重厚なSF叙事詩です。見どころは善悪を超越した極限の心理戦にあります。重責に苦悩するオプティマスと、己の正義を盲信するメガトロン。キャスト陣の抑制された演技が彼らの葛藤に凄まじいリアリティを与え、観る者を物語の深淵へ引き込みます。 映像美が物語る滅びゆく種族の悲哀も見逃せません。宇宙という虚無の中で存在意義を問い続ける姿は、単なるアクションを超え、魂を揺さぶる哲学的な問いを投げかけます。運命に抗い、泥臭く足掻く彼らの生き様こそが、本作が放つ本質的な輝きであり、大人の鑑賞に堪えうる深みをもたらしているのです。
音楽: Alexander Bornstein
制作会社: Polygon Pictures / Entertainment One / Rooster Teeth Productions