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この作品の真髄は、戦火という極限状態において剥き出しになる「生」の躍動感にあります。爆撃機を駆る空の戦いから、地上の密林でのサバイバルへと転じる息詰まる緊張感の演出が見事です。ニキータ・エフレモフが演じる主人公の、兵士としての冷徹な眼差しと、愛する者を想う揺らぎに満ちた表情のコントラストは、観る者の魂を揺さぶらずにはいられません。 凄惨な戦場描写を貫くのは、タイトルの通り一編の詩のような叙情性です。死と隣り合わせの状況で交わされる視線や、不条理な運命に抗う人間の尊厳が、圧倒的な映像美で描き出されています。愛と忠誠、そして裏切りが交錯する中で、真に守るべきものは何かという普遍的なメッセージを投げかける本作は、戦争映画の枠を超えた深い感動を約束する傑作です。
監督: Vitaly Vorobyev
脚本: Mikhail Veller / Аркадий Тигай
音楽: Roman Korotin
制作: Валерий Федорович
撮影監督: Вячеслав Лазарев
制作会社: Pronto Film / FILM.UA Group