あらすじ
アメリカ某所にある巨大監獄、ジョージ・ブッシュ刑務所の所長・ビルは、州知事から刑務所での暴動の多さやコストの高さを指摘され、解雇をチラつかされる。状況を改善するべく、ビルと助手は映画「ムカデ人間」を真似て500人の囚人を繋げようと考える…。
作品考察・見どころ
本作の魅力は、前二作をも凌駕する徹底的なまでの過剰さと、それを体現するディーター・ラーザーの怪演にあります。権力と狂気が融合した彼の絶叫は、観る者の倫理観を激しく揺さぶる凄まじいエネルギーに満ちています。五百人という圧倒的な数で構成される「連鎖」のビジュアルは、映像表現の極北とも言える空前絶後のインパクトを誇ります。
ここには、肥大化した権力構造に対する痛烈な政治的皮肉と自己言及的なユーモアが込められています。シリーズが積み上げた「悪趣味な美学」を極限まで増幅させ、観客の良心をあえて逆撫でする姿勢は、もはや一つの前衛芸術。制作者の徹底した反逆精神が、映像の隅々から熱量を持って伝わってくる唯一無二の怪作です。
興行成績
興行収入: $16,184 (0億円)
※製作費・興行収入はTMDBのデータを参照しています。収支は(興行収入 - 製作費)で算出したFindKey独自の推定値であり、広告宣伝費や諸経費は含まれません (1ドル=150円換算)。