ジョン・シナの圧倒的な身体性が、画面から溢れ出すような熱量を放っています。元海兵隊員という設定を、強靭な肉体と不屈の精神として体現し、往年のアクション映画が持っていた「個の力」を現代に蘇らせました。無骨な正義感が泥臭くも鮮烈なアクションへと昇華される瞬間こそが、本作の真骨頂です。
対峙するロバート・パトリックの冷徹な演技も、物語に鋭い緊張感を与えています。過剰なまでの爆発と肉弾戦の応酬は、観る者の本能を刺激し、どんな逆境でも折れない不屈の精神を熱く突きつけます。実写ならではの重量感ある破壊美を堪能できる、純度百パーセントのアクション巨編です。