青春の煌めきを朝食という日常に託した本作は、初恋物語を超えた「心の通わせ方」を再定義する珠玉のロマンスです。言葉にできない微細な感情が食を通じて静かに積み重なる演出が実に見事。瑞々しい映像美の中で、空腹を満たす欲求がいつしか相手を慈しむ無償の愛へと昇華していく過程には、観る者の心を温める魔法のような磁力が宿っています。
エリック・チョウの抑制された演技と李沐の瑞々しさが、若さゆえの不器用さを鮮烈に描き出します。誰かのために何かを継続する尊さが、日常をかけがえのない輝きに変えていく。不透明な未来で自分の素直な気持ちと対峙する勇気というテーマを優しく肯定する、圧倒的な純愛映画の傑作です。