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本作が放つ最大の魅力は、労働を単なる苦役ではなく、生を謳歌するための美しい舞踏のように描き出した映像美にあります。広大なリネン畑を舞台に、若者たちの情熱とひたむきな志が画面いっぱいに躍動し、観る者の心を清々しい感動で満たします。単なる牧歌的な叙事詩に留まらず、時代を生きる人々の誠実な眼差しが結晶化したような、純度の高い叙情性に圧倒されるはずです。 ゾーヤ・ステパノワをはじめとする俳優陣の演技も白眉で、細やかな視線の交差や慎ましやかな微笑みが、言葉以上に深い愛の機微を語っています。個人の幸福と共同体への献身が鮮やかに調和するその世界観は、現代を生きる私たちに、真の豊かさとは何かを静かに問いかけてきます。瑞々しい生命力と、人間の善性を信じ抜く意志が込められた、映画史に刻まれるべき珠玉のロマンス作品といえるでしょう。
監督: Владимир Корш
脚本: Евгений Помещиков / Akim Astreyko
音楽: Дмитрий Лукас
制作: S. Rabinov
撮影監督: Владимир Окулич
制作会社: Belarusfilm