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ギターの神様と称されるトミー・エマニュエルの驚異的なテクニックの裏側に、これほどまでの孤独と葛藤が隠されていたとは。本作は単なる成功者の足跡を辿る記録ではなく、音楽に魂を捧げた一人の人間の光と影を、生々しいまでの距離感で描き出しています。ステージ上で見せる至福の笑顔と、終わりのない旅がもたらす私生活の代償。そのコントラストが、彼の奏でる一音一音に深い説得力と重みを与えています。 映像が捉えるのは、ギターを身体の一部として操る技巧の凄みだけではありません。幼少期から家族を支える道具として楽器を持たされた少年の傷跡と、それを癒やすための音楽という巡礼の旅路です。彼がなぜエンドレス・ロードを歩み続けるのか。その答えが、超絶技巧の隙間にこぼれ落ちる静謐な表情に集約されています。音楽映画を超えた、一人の求道者の生き様を刻む珠玉の人間ドラマです。
監督: Jeremy Dylan
脚本: Jeremy Dylan
音楽: David Barber