本作が描き出すのは、鉄格子の内側という極限状態で火花を散らす、女たちの剥き出しの生存本能です。ジリアン・チョンや周秀娜らが従来のイメージを脱ぎ捨てて挑む、泥臭くも気高い演技は圧巻。暴力が支配する閉鎖空間で、対立の末に芽生える連帯感は、観る者の心に強烈な熱量を持って迫ります。
特筆すべきは、絶望の淵で明日を掴もうとする瞳に宿る、自由への切実な渇望です。呉家麗らベテランの重厚な演技も相まって、過酷な環境でこそ輝く人間の強靭な精神力に、震えるような感動を覚えるはず。本作は監獄という枠を超え、人間の尊厳と魂の解放を描き切った、熱く切ない人間ドラマです。