No synopsis available.
本作が放つ最大の魅力は、子供時代の純真な願いが持つ「不可能な現実を変える力」を真っ向から描き切った点にあります。喪失感という深いテーマを根底に置きながらも、奇跡を単なるファンタジーとして片付けず、信じる心がもたらす魂の救済として昇華させている演出が見事です。観る者の心の奥底に眠る、かつての無垢な情熱を呼び覚ますような力強いメッセージが胸を打ちます。 キャスト陣の繊細な演技も特筆すべきでしょう。主演のマーク・レンダルが魅せる、切なさと希望を混在させた眼差しは、言葉以上に多くを物語り、ミア・サラとニコラス・リーがその幻想的な世界観を確かなリアリティで支えています。日常の風景の中に非日常が溶け込む映像美は、まさに映像表現でしか成し得ない「魔法の瞬間」を体現しており、大人にこそ響く珠玉の一本といえます。
監督: Martin Wood
脚本: Robert C. Cooper
音楽: Michael Richard Plowman
制作: David Doerksen / Tim Gamble / Gary Goldberger
撮影監督: Michael Storey
制作会社: Waterfront studios / Edge Entertainment