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銀幕の裏側に葬られた幻のカットが、これほどまでに雄弁な輝きを放つとは。本作は、完成した本編から削ぎ落とされた断片を通じ、東宝特撮という神話が築かれた現場の熱気を伝える奇跡的な記録です。一瞬の光や煙に命を懸けた職人たちの執念が、フィルムの粒子一つひとつに刻み込まれており、観る者の魂を揺さぶります。 本多猪四郎監督らの妥協なき眼差しや、ミニチュアが破壊される瞬間の凄まじい緊迫感。それは単なる資料の枠を超え、未完成ゆえの無限の可能性を提示します。特撮という魔法がいかにして生み出されたか、その核心に触れる映像の数々は、かつての映画が持っていた手触りのある夢を愛する者にとって、究極のラブレターと言えるでしょう。
監督: 川北紘一
脚本: 本多猪四郎 / 川北紘一
音楽: 伊福部昭
制作: Keiji Yabuki / Hiroshi Takeuchi
撮影監督: Keiichi Sakurai / Fujio Okawa
制作会社: TOHO / Toho Video / Toho Eizo Bijutsu