ショウ・ブラザース黄金期の狂気が凝縮された本作は、武侠アクションとゴシックホラーを悪魔的に融合させた唯一無二の怪作です。羅烈が演じる職人の執念が生み出す、悍ましくも美しい「人皮の提灯」という視覚演出は、観る者の倫理観を強烈に揺さぶり、血塗られた様式美の極致を提示しています。
劉永と陳觀泰が体現する、男たちの過剰なまでの自尊心と嫉妬が破滅へと突き進む人間模様は見応え十分です。単なる恐怖映画に留まらず、人間の内面に潜む醜悪な執着を、華麗な殺陣と陰惨な情熱で描き切った本作は、映像魔術が冴え渡るカルト的傑作として今なお鮮烈な輝きを放っています。