ジョセフ・ゴードン=レヴィットとチャニング・テイタムという、類まれな身体能力を持つ二人のスターが放つ化学反応こそが本作の真髄です。コメディの軽妙さとミュージカルの躍動感が融合した圧倒的なエネルギーは、単なるバディものの枠を超え、歌とダンスを通じて男同士の純粋な絆を鮮烈に描き出しています。
演出面では、過激なユーモアと古典的ショービジネスへの敬意が同居する唯一無二の世界観が光ります。テイタムの肉動的な力強さと、ゴードン=レヴィットの繊細な表現力がぶつかり合う様は、映像でしか成し得ない多幸感に満ちています。観る者の魂を揺さぶり、理屈抜きで高揚させる、正にエンターテインメントの極致と言える一作です。