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この作品の本質的な魅力は、大人へと脱皮する瞬間に突きつけられる「誠実さの代償」を、鋭利かつ抒情的な感性で描き出した点にあります。タイトルの通り、一歩足を踏み出す勇気と妥協しない魂の葛藤が核となっており、観る者の倫理観を力強く揺さぶります。単なる青春劇を超え、真の人間的気高さとは何かを問いかける深遠なメッセージが、全編に色濃く漂っています。 主演のエフゲニー・カレルスキフが見せる内面の揺らぎを掬い取った演技は圧巻であり、監督の抑制の効いた演出がその輝きを引き立てます。光と影が織りなす映像美は、若者の純粋さと現実のコントラストを見事に体現しており、鑑賞後には魂が洗われるような深い余韻が残ります。自分自身の「原点」を問い直したいすべての人に捧げられた、情熱的で高潔な傑作です。
監督: Ричард Викторов
脚本: Анатолий Гребнев / Михаил Матусовский / Наталья Торчинская
音楽: Владимир Чернышёв
制作: Георгий Федянин
撮影監督: Андрей Кириллов
制作会社: Gorky Film Studios