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本作の魅力は、瑞々しい生命力に溢れた若者の肖像を、当時の空気感と共に鮮明に切り取った演出にあります。青山京子の凛とした美しさと山田真二の爽やかさが放つ輝きは、時を経ても全く色褪せません。佐野周二が見せる包容力が若さの危うさを優しく支え、作品に普遍的な深みを与えています。 未熟ながらも真直ぐ空を目指す意志の強さが全編を貫き、社会の荒波で正義を貫こうとする姿は、誠実に生きる尊さを現代の我々に問いかけます。光と影が織りなす端正な映像美は、まさに映画という芸術が持つ叙情性を極めた逸品と言えるでしょう。
監督: 本多猪四郎
脚本: Nobu Koito / 隆慶一郎 / 本多猪四郎
音楽: 飯田信夫
制作: Jin Usami
撮影監督: 山崎市雄
制作会社: TOHO