アドベントカレンダーという心躍る形式を逆手に取った本作は、二十四人の監督が紡ぐ「恐怖の贈り物」が詰まった贅沢なアンソロジーです。実写からアニメーションまで多岐にわたる表現手法が駆使され、短尺ゆえに研ぎ澄まされた独自の美学と衝撃が、観る者の感覚を絶え間なく刺激し続けます。
聖夜の光の裏に潜む人間の業や狂気を暴き出す本作は、祝祭のイメージを鮮やかに解体してみせます。バーバラ・クランプトンら実力派キャストが醸し出す濃厚な死の気配は、ジャンル映画への深い愛を感じさせ、伝統的なホリデーの概念を根底から揺さぶります。一瞬の油断も許さない、悪意に満ちた創造性のパレードこそが本作の真髄です。