あらすじ
コウタの親友・伸二は、10年前の七夕に憧れの同級生・千日を交通事故から守り亡くなった。偶然再会したコウタと千日は毎年七夕に会うようになるのだが...。
作品考察・見どころ
青春の痛みと純潔さを、銀杏BOYZの楽曲が持つ剥き出しの叙情性で包み込んだ本作は、不器用な魂が放つ「生」の輝きを鮮烈に描きます。古舘佑太郎の真っ直ぐな瞳と石橋静河の切実な存在感が共鳴し、観る者の心の奥底を激しく揺さぶります。単なる恋愛映画を超えた、祈りにも似た圧倒的な肯定感が本作の真髄です。
原作の瑞々しい物語に映像の魔法が加わることで、言葉にならない心の震えが体温を伴って迫ります。小説や漫画が描く内面世界に、俳優の躍動と音楽の奔流が重なり、現実の痛みを越える幻想的な力強さが生まれました。この熱量は実写化だからこそ到達できた、奇跡的な表現と言えるでしょう。