本作の真髄は、主演のこぶしファクトリーが放つ圧倒的な多幸感にあります。忍者の末裔という設定を全力で肯定する彼女たちの演技は、理屈を超えた清々しさを与えます。コミカルな演出と真剣な殺陣のギャップは、まさにこの瞬間にしか表現できない奇跡的な輝きを放っています。
異質な他者を認め、共に未来を拓く普遍的なテーマが、瑞々しい群像劇として描かれている点も魅力です。特撮への愛と成長への渇望が融合した映像世界は、観る者の情熱を呼び覚まします。アイドル映画の枠を逸脱した真っ直ぐなメッセージが胸を打つ、珠玉の一作です。