ブラジルの軍事政権下で一瞬の光を放った新聞「オ・ソル」を巡る本作は、表現の魂が持つ爆発的な熱量を突きつけます。モノクロの断片から立ち上がるのは、弾圧を恐れずペンを武器に戦った若者たちの熱狂です。風に抗い歩き続けた彼らの眼差しこそが本作の神髄であり、見る者の胸を激しく焦がします。
シコ・ブアルキら伝説的表現者の言葉は、回顧を超えた切実な響きを湛えています。緻密な映像編集で蘇る記録は、文化がいかにして権力への盾となり、心を解放するかという普遍的な力を証明しています。不確実な時代を生きる私たちに、折れない意志と創造性の価値を叫ぶ、魂が震えるドキュメンタリーの傑作です。