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本作が提示するのは、単なる法廷劇の枠を超えた良心の境界線への鋭い問いかけです。シャーロット・ドゥ・テュルケームが見せる、強さと脆さが同居した圧倒的な演技は、観る者の心に正義の所在を厳しく突きつけます。張り詰めた緊張感の中で繰り広げられる濃密な人間模様は、真実よりも残酷な現実を浮き彫りにし、司法というシステムの内側に潜む人間の業を鮮烈に描き出しています。 演出面では、緻密な構成によって全員が有罪というタイトルの重みが徐々に増していく過程が秀逸です。罪の意識が連鎖し、登場人物たちの葛藤が画面越しに伝わる圧巻の心理描写は、映像作品でしか成し得ない没入感を生んでいます。正しさと過ちの狭間で激しく揺れ動く魂の叫びを、ぜひその目で目撃してください。
監督: Thierry Binisti
脚本: Martin Guyot / Céline Guyot