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見里朝希監督が放つ本作の真髄は、羊毛フェルトの温かな質感と、そこに潜む残酷さが織りなす強烈なコントラストにあります。ストップモーションだからこそ宿る生々しい鼓動が、観る者の生理的な恐怖を呼び覚まします。キャスト陣の迫真の演技が、愛くるしい造形に歪な影を落とし、映像が持つ質感の暴力を突きつけます。 童話を再構築した裏側には、家庭内の支配やトラウマという深遠なテーマが横たわっています。瞳の動きだけで心理的重圧を表現する演出は圧巻です。単なるホラーを超え、歪んだ愛が何をもたらすのか。短尺に凝縮された痛切なメッセージは、鑑賞後も消えない深い爪痕を心に刻みつけるでしょう。
監督: 見里朝希
音楽: Daisuke Kawashima
制作: Taruto Fuyama / 山村浩二 / 岡本美津子
制作会社: Tokyo University of the Arts