あらすじ
界中で愛されている絵本『バーバパパ』のTVアニメ化作品。1970年代、フランス人のアネット・チゾンとアメリカ人のダラス・テイラーという2人の作家によって生み出されたバーバパパは、直訳すると「ぱぱのひげ」となり、転じて「綿菓子」を意味する言葉。
バーバ一家はパパとママ、4男3女の大家族。のんきで楽天家のパパと優しいママ、そして元気で無邪気な子供たちは、雄大な自然の中で初めて見る動物と触れ合ったり、信じられないような絶景に感動したりしながら、今日も新しい出会いと体験を求めて冒険の旅を続ける!
作品考察・見どころ
フランスの人気小説シリーズを映画化した本作は、ジェラール・ランヴァンとジェラール・ドパルデューというフランス映画界の巨星二人が放つ、圧倒的なバディ・エナジーが最大の魅力です。重厚な演技派が敢えて挑むナンセンスで過剰な演出は、アクションコメディという枠を超えた、一種のパンクな解放感を観る者に与えます。
原作小説の真髄である独特の隠語や言葉遊びを、映像メディアならではのシュールな視覚表現とダイナミックなアクションへと大胆に翻訳した点が見事です。文学的なエスプリを肉体的な躍動へと置換することで、活字では不可能な「制御不能なカオス」をスクリーン上に具現化しています。知性と野性が衝突する、フランス流エンターテインメントの真髄がここにあります。