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本作の核心は、虚構の世界を彩る圧倒的な歌唱力と、祝祭感に満ちた映像美にあります。主演の畠山みどりが放つスターのオーラが、ファンタジーという舞台装置の中で鮮やかな化学反応を起こし、観客を現実から切り離された夢のひとときへと誘います。単なる音楽映画の枠を超え、音と映像がダンスを踊るかのような躍動感こそが、本作が放つ唯一無二の輝きと言えるでしょう。 勝呂誉や三上真一郎が見せる軽妙なアンサンブルは、物語に心地よいリズムを与えています。理屈を抜きにして五感で楽しむ贅沢さがそこにはあり、娯楽映画が持つ本来の使命を見事に体現しています。時代を超えて色褪せない多幸感は、閉塞感を打ち破るポジティブなエネルギーとして、今を生きる私たちの心にも鮮烈に響くはずです。
監督: 的井邦雄
脚本: Eitaro Tsukada / Motonari Wakai
音楽: 大森盛太郎
制作: Tsuneo Kosumi
制作会社: Shochiku