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本作は、内戦という極限下での人間尊厳を、対照的な二人の兵士を通して鮮烈に描き出しています。オレグ・ヤンコフスキーの静謐な知性とロラン・ブイコフの泥臭い情熱がぶつかり合う演技は圧巻です。イデオロギーを超えた友情と不条理な戦争がもたらす悲劇は、観る者の心に鋭い痛みとともに深く刻まれます。 偵察カメラのレンズ越しに戦場を捉える演出は、映像の本質を突く鋭い表現です。記録としての冷徹さと、そこに映る生身の人間への慈しみが共存する視線こそが、本作を普遍的な傑作へと昇華させています。時代に翻弄される個人の孤独を、これほどまでに気高く描いた作品は他にありません。
監督: Евгений Карелов
脚本: Юлий Дунский / Валерий Фрид / Марианна Рооз
音楽: Евгений Птичкин
制作: Georgiy Pastushkov
撮影監督: Михаил Ардабьевский / Виктор Белокопытов
制作会社: Mosfilm