戦乱の絶えない大陸コンシュームでは、赤き瞳のニンテルド帝国と青き瞳のセグア王国が大陸の占有率をめぐって厳しい戦争を繰り返していた。劣勢に置かれたセグア軍だったが、一人の少年の登場をきっかけに戦況が変わっていく。
本作の魅力は、主演のエイミー・ジョー・ジョンソンが放つ圧倒的な輝きにあります。50年代のレトロな華やかさと、時を超えて現れた存在としての儚さが絶妙に同居しており、彼女の瑞々しい演技が作品に魔法のような高揚感を与えています。ノスタルジックな映像美は、観る者を一瞬にして甘美な追憶の世界へと誘うでしょう。 物語が提示するのは、過去の傷を癒やし、現代を生きる者へ勇気を繋ぐ「魂の対話」という普遍的なテーマです。世代を超えた絆を通じて描かれる友情のドラマは、目に見えない愛の力を確信させてくれます。ミステリーの緊張感をスパイスにしつつ、最後には温かな希望が胸に灯る、純度の高い人間讃歌として結実している点が実に見事です。
脚本: Anastasia Shestakova
音楽: Tomohiko Kishimoto