あらすじ
海と大地の狭間にある世界バイストン・ウェルと地上世界を舞台に、世界をつなぐ力(ちから)“リーンの翼”に招かれた少年エイサップ・鈴木とホウジョウ国王女リュクス・サコミズの恋と冒険の物語が、いま始まる!!
作品考察・見どころ
東映ピンキー・バイオレンスの極致とも言える本作の魅力は、池玲子と杉本美樹という二大アイコンが放つ、野性味溢れる凄艶なエネルギーの衝突にあります。単なる刺激を超え、社会の底辺で虐げられた女性たちが牙を剥く瞬間のカタルシスは、現代でも鮮烈な解放感として響きます。極彩色の様式美と剥き出しの情念が交錯する演出は、当時の熱狂的な空気感を今に伝える傑作です。
本作が放つ本質的なメッセージは、既存の道徳や権力に対する猛烈な拒絶と自立です。前科という烙印を背負いながらも、自らの肉体と執念だけを武器に運命を切り拓く姿には、孤高の美学が宿っています。システムに抗い続けるアウトローたちの魂の叫びが、暴力と情愛が混沌とする映像世界の中で、観る者の心に深く突き刺さります。