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この作品の真髄は、相反する超常現象が衝突することで生まれる、類を見ないカオスな緊迫感にあります。ホラー、SF、コメディといったジャンルの枠組みを軽やかに破壊し、観る者を予測不能な迷宮へと誘う演出は圧巻です。シュールさが同居する独特の視覚世界は、単なる娯楽を超え、日常の裏側に潜む狂気を鋭く描き出しています。 柳憂怜が見せる抑えた狂気と、山中崇のリアリティ溢れる佇まいの対比が、物語に奇妙な説得力を与えています。幽霊と宇宙人という、本来交わるはずのない要素が交差する瞬間、私たちは「真に恐ろしいものは何か」という問いを突きつけられます。不条理な笑いの先に残る、得体の知れない興奮こそが、本作が放つ唯一無二の魔力です。
監督: 清水崇 / 豊島圭介
脚本: 清水崇 / 千葉雅子