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本作の真骨頂は、吸血鬼という古典的恐怖を「オートバイ」という無機物に宿らせた、その圧倒的なB級センスと英国流の乾いたユーモアの融合にあります。血を欲するメカニックという不条理な設定を、ニール・モリッシーが至って真面目な青年として演じ切ることで、日常がシュールな悪夢へと変貌していく様が鮮烈に描かれています。 特殊メイクや手作り感溢れる特撮の熱量は凄まじく、吸血鬼の弱点を律儀に引き継ぐバイクの挙動は、観客の理性を心地よく破壊します。ホラーへの深い敬愛をジャンクな情熱でパッケージした本作は、カルト映画が持つべき「過剰さ」の美学を体現した、胸のすくような怪作です。
監督: Dirk Campbell
脚本: Mycal Miller / John Wolskel
音楽: Dean Friedman
制作: John Wolskel / Mycal Miller
撮影監督: Tom Ingle
制作会社: Dirk Productions Ltd.