

ローサは密告された
20161h 50m★ 6.5ドラマ

あらすじ
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作品考察・見どころ
ブリランテ・メンドーサ監督が放つ、息苦しいほどのリアリズムが本作の真骨頂です。手持ちカメラによるドキュメンタリー的手法が、マニラの路地裏に蔓延する貧困と腐敗の匂いを生々しく捉え、観客を逃げ場のない極限状態へと引きずり込みます。正義と悪の境界が曖昧な世界で、泥臭く生き抜こうとする人間の剥き出しの本能が、激しい鼓動のように画面から伝わってきます。 主演ジャクリン・ホセが見せる、言葉を超えた「眼差し」の演技は圧巻です。冷徹なシステムに翻弄されながらも家族を守ろうとする母の執念、そしてラストシーンで見せる凄まじいまでの「生」への渇望は、観る者の魂を激しく揺さぶります。究極の状況下で問われる愛と尊厳の形を、これほどまでに残酷かつ情熱的に描き切った傑作は他にありません。












