あらすじ
過激な描写と緊迫のストーリー展開で人気を博す巴亮介の人気サイコスリラー漫画を、これが初タッグとなる小栗旬主演×大友啓史監督により実写映画化。雨の日だけに起こる猟奇殺人事件を追う刑事の沢村久志。犯行現場に残された謎のメモや、見つけられることを前提としたかのような死体から、カエルのマスクを被った犯人像が浮かび上がる。通称・カエル男と呼ばれるようになった犯人を追い詰めていく沢村だったが、カエル男の仕組んだ残酷な罠にはまり、絶望的な状況に追い込まれてしまう。 主人公・沢村役の小栗、沢村の妻を演じる尾野真千子はじめ、野村周平、大森南朋ら豪華キャストが共演。
作品考察・見どころ
本作の圧倒的な魅力は、降りしきる雨の冷たさと泥臭さが画面から滴り落ちるような、徹底したノワール演出にあります。死を芸術と称する殺人鬼が提示する、あまりに凄惨で理不尽な刑執行の数々は、単なるショッキングな描写を超え、観る者の倫理観を激しく揺さぶります。全編に漂う絶望的な閉塞感が、観客を逃げ場のない心理的迷宮へと誘う究極のサスペンスです。
主演の小栗旬が見せる、刑事としてのプライドが崩壊し、狂気の淵へと追い詰められていく極限の演技は必見です。家族を守れなかった男の懊悩と、執念が生み出す爆発的な熱量が、物語に血の通ったリアリティを与えています。善悪の境界線が曖昧になる中で、最後に突きつけられる本当の恐怖とは何か。その衝撃の結末を、ぜひあなたの五感で受け止めてください。