本作の真髄は、地獄という舞台をポップな色彩で描くシュールな美術設計と、極限のバトルが生む「鮮烈な視覚的コントラスト」にあります。ジャネンバの空間を切り裂く特異なアクションと、それに対峙する悟空たちの躍動感溢れる動きは、アニメーションならではの自由な発想に満ちています。
最大の見どころは、宿命のライバルが「個」を超越して一つになる瞬間のカタルシスです。葛藤の末に誕生するゴジータの、神々しいまでの圧倒的な強さは観る者の魂を震わせます。野沢雅子氏と堀川りょう氏の声が重なり合う瞬間の響きは、まさに映像でしか到達し得ない至高の熱量を放っています。