あらすじ
襲いかかる青鬼をかわし、謎を解いて閉ざされた洋館からの脱出を目指す人気ホラーゲームを実写映画化して話題となったホラー「青鬼」のシリーズ第2弾。いじめで不登校になっている級友シュンの様子を見るため、シュンの家を訪れたひろしと葵。しかし、その道中に奇妙な模様をした蝶に誘われ、怪物が出ると噂される屋敷「ジェイルハウス」に足を踏み入れてしまう。同じ頃、シュンを不登校に追いやった卓郎、美香、たけしの3人も、肝試しのため同じ屋敷に入っていた。キャストは「水球ヤンキース」の中川大志、「だいじょうぶ3組」「紙の月」などの映画やCMでも活躍する平祐奈ら、新たな顔ぶれがそろった。
作品考察・見どころ
本作は、閉鎖空間に追い詰められた若者たちの焦燥と絶望を、極限の緊張感で描き出したソリッドなホラー作品です。最大の見どころは、画面を覆い尽くす異形の怪物たちが放つ圧倒的な「異物感」にあります。高度なCG技術で表現されたその造形は、観客の生理的な恐怖を容赦なく刺激し、静寂と叫びが交錯する緩急の効いた演出が、一瞬たりとも気の抜けないスリルを生み出しています。
主演の中川大志をはじめとする若手キャストが、死の恐怖に直面した際の脆さやエゴ、そして土壇場で見せる絆を多層的に演じきっています。ただ逃げるだけでなく、知略を尽くして活路を見出そうとする人間の「生の輝き」が、暗澹たる闇の中で鮮烈に際立つ構成が見事です。観る者の魂を揺さぶる、まさに五感を突き刺す映像体験といえるでしょう。