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本作の魅力は、単なる記録映像の枠を超え、ジェームズ・ボンドという不滅のアイコンがいかにして世界の文化を塗り替えたかを熱量高く証明する点にあります。ロジャー・ムーアが案内役を務めることで、作品全体に洒脱なユーモアと気品が漂い、歴代ボンドたちが築き上げた「男の美学」の変遷をドラマチックに描き出しています。 映像はアクションの革新性だけでなく、音楽やガジェットが時代を象徴する現象であったことを浮き彫りにします。007という存在が、冷戦下のスパイから全人類の夢を背負うエンターテインメントへと昇華していく軌跡は、まさに映画史そのもの。情熱的な編集が、観る者の胸に眠る冒険心を再び激しく呼び覚ます一作です。
監督: Mel Stuart
脚本: Richard Schickel
制作: Mel Stuart
制作会社: Metro-Goldwyn-Mayer / EON Productions