あらすじ
大財閥の御曹司リン・チージョン(ソン・スンホン)は、飛行機のなかで号泣する美しい女性ゾウ・ユー(リウ・イーフェイ)に遭遇。数日後、彼の元に抗議にやってきた来訪者は偶然にもゾウ・ユーだった。さらに別の日、建設作業員の労災金を巡る騒動で担当弁護士として会社へやってきた彼女と再会…。奇跡の出会いを経て、互いの距離は近づき、やがて激しい恋におちる。「君と永遠に一緒にいたい」と囁くチージョンと、「今 一緒にいられればそれでいい」とためらうユー。様々な困難に見舞われ、岐路に立たされた二人の愛の行方は…。
作品考察・見どころ
本作の魅力は、許されない境界線で揺れる感情を、息を呑む映像美で描いた点にあります。ソン・スンホンとリウ・イーフェイが放つ、互いを渇望しながらも踏み込めない緊張感は、観る者の心に鋭く刺さります。洗練された映像が、大人の恋の甘美さとその裏に潜む孤独を見事に浮き彫りにしています。
提示されるのは、世俗的な幸福でも悲劇でもない「第3の愛」という概念です。運命に翻弄される大人の葛藤を、言葉を介さない沈黙の演技で体現しており、理屈で割り切れない愛の不条理を鮮烈に語りかけてきます。切なさと美しさが極限まで共鳴する、魂を揺さぶる至高の物語です。