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ヴィム・ヴェンダースが描く、対話そのものが風景となる極上の映像詩です。陽光が降り注ぐ庭園で男女が紡ぎ出す言葉の応酬は、まるで静止した時間の中で魂が共鳴しているかのような錯覚を抱かせます。視覚的な美しさだけでなく、沈黙さえも雄弁に語る独創的な演出は、観る者の感性を鋭く研ぎ澄ませ、映像表現の新たな地平を提示しています。 特筆すべきは、レダ・カテブとソフィー・セマンの圧倒的な存在感です。二人の細やかな表情の変化や声の抑揚は、目に見えない記憶や欲望をスクリーンに具現化し、観客を深い思索へと誘います。男女の埋めがたい溝と、それでもなお求め合う切実な対話。本作は、言葉の裏側に潜む真実を探求するすべての人に贈る、官能的で哲学的なラブレターといえるでしょう。
監督: ヴィム・ヴェンダース
脚本: ヴィム・ヴェンダース / Peter Handke
制作: ヴィム・ヴェンダース / Gian-Piero Ringel / Paulo Branco
撮影監督: ブノワ・デビエ
制作会社: Alfama Films / Road Movies