あらすじ
街でロイミュードがどんよりを起こして人々を襲った! 現場に急行したドライブだったが、そこにいたのはカラフルなロイミュードで、しかも5人組な上、自分たちのことを「忍者」だと名乗っている。明らかに言動が不審な赤い忍者を緊急逮捕した進ノ介は、取り調べを行う。だが赤い忍者の言っていることは支離滅裂で、まったくいう事を聞かないため逆にペースを奪われてしまう。ベルトさんも、この世界には存在しえない忍者だという分析を下し、さらに謎は深まる。そんな時、街で再びどんよりが発生して―――。
作品考察・見どころ
本作の最大の魅力は、科学を信じる刑事ライダーと忍法という非日常を生きる忍者戦隊という、対極の価値観が衝突しながらも共鳴していく過程にあります。竹内涼真が見せる刑事としてのクールな洞察力と、西川俊介が体現する真っ直ぐな熱血漢の対比が、作品に心地よい緊張感とユーモアを注入しています。異なる正義が交わる瞬間の爆発力は、まさに春の特別企画にふさわしい祝祭感に満ちています。
特筆すべきは、異なる世界観を一つの映像美に落とし込んだ巧みな演出です。ハイテクなトライドロンと古風な忍びの技が共演するアクションシーンは、映像ならではのケレン味にあふれ、理屈を超えた高揚感を与えてくれます。ジャンルの垣根を超えて「誰かのために戦う」という普遍的なヒーロー像を再定義した本作は、世代を超えて魂を震わせる熱量を持った一作といえるでしょう。