あらすじ
ドラミの卒業式を間近に控えたある日、ドラえもんが母校であるロボット学校を訪問していたところ、突如として校内のロボットやコンピューターが暴走し、生徒たちを捕まえたり吸い込んでしまった。二人もその騒動に巻き込まれ、ドラミの目の前でドラえもんと校長も行方不明となる。 ドラミはドラえもんが残した親友テレカでザ・ドラえもんズを呼び出した。するといち早く現れたのはドラ・ザ・キッドだった。 ドラミはキッドをはじめとするドラえもんズのメンバーと協力しながら学校の反乱に立ち向かう。
作品考察・見どころ
本作の真髄は、ドラえもんという盤石のアイコンを拡張し、ドラえもんズの多様性を物語の核に据えた点にあります。ドラミを主役に据え、学園ミステリーと冒険を見事に融合させた演出は圧巻です。ロボットたちが互いの欠点を補い、不完全さこそが絆を強くするというメッセージは、今もなお色あせないカタルシスを観客に与えてくれます。
声優陣の熱演も白眉で、大山のぶ代氏の安定感と、実力派たちが吹き込む七人七色の個性が画面で鮮やかに躍動します。ハイテクな舞台で描かれるのは、仲間を信じるという熱く泥臭い人間賛歌です。映像ならではのテンポ良いガジェット描写が童心を激しく揺さぶる、シリーズ屈指の傑作といえるでしょう。