本作の魅力は、一瞬のミスが死を招く爆発物処理の極限状態が生み出す、息詰まる緊張感にあります。監督独自の鋭い映像センスが、都市を襲うテロの恐怖を鮮烈に切り取り、迫りくる秒読みの恐怖を通じて、プロとしての覚悟を観客の魂に叩きつけます。
トム・サイズモアの泥臭い熱演とデニス・ホッパーの狂気が放つ化学反応は圧巻です。そこに重厚な存在感を示すスティーヴン・セガールが加わることで、物語に多層的な深みが生まれています。信念をかけて激突する男たちの姿は、混沌とした時代における真の強さとは何かを問いかける、情熱に満ちたメッセージを放っています。