あらすじ
「口での奉仕2時間できる人を希望」とセックスレスに悩む女性からの依頼メールが届く。マッチングに悩むアカリの元に現れたのはNo.1セラピストのリオ。依頼メールから読み取れる本質をリオから学ぶアカリとタロ。そんな中、まだ指名のないあの人に初指名が入り…!?一方、ジョフウの内勤として働いている事をまだ彼氏に言えずにいたアカリだが、思わぬ形で伝えられてしまい…。
作品考察・見どころ
本作は、イタリア映画特有の鮮やかな色彩と、軽妙なリズムの中に宿る「人生の移ろい」を美しく切り取った秀作です。コメディという枠組みを使いながらも、全編に漂うのはタイトルの通り蝶が舞うような儚さと瑞々しさ。日常の何気ない瞬間を祝祭へと変える演出の妙は、観る者の心に柔らかな光を灯してくれます。
ヴィオランテ・プラシドらの演技は、計算された滑稽さと真実味のある情熱が見事に調和しています。単なる笑いを超え、ままならない現実を肯定し、今を生きる歓喜を謳い上げるメッセージ性は圧巻です。映像表現の可能性を信じ抜いた、まさに五感を刺激する極上の人間賛歌といえるでしょう。