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本作の真髄は、血縁と情愛という二つの母性が激突する凄まじい熱量にあります。ゴヤ・トレドとマリア・レオンが魅せる、相反しながらも孤独を共有する女性像は圧巻です。言葉を介さずとも、眼差しや指先から溢れ出す切実な葛藤が、観る者の心に鋭く突き刺さります。 目的地へ向かう旅路で、正義とエゴの境界が溶けていく演出が見事です。母性の下に隠された執着と救済を、情熱的な映像で描き出す手法には息を呑みます。二人が最後に見出す魂の着地点は、観客の倫理観を激しく揺さぶり、忘れがたい余韻を刻みつけるはずです。
監督: Reynaldo Boury
脚本: ジャネテ・クレア / Marcílio Moraes / Margareth Boury
制作: Luiz Fernando Carvalho / Carlos Araújo / Ary Coslov
制作会社: Estúdios Globo